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記された慶び洛中/御所南

少将井跡 (少将井御旅所跡)

少将井御旅所は、祇園祭で少将井神輿が渡御した御旅所の一つと伝わる。「社家条々記録」によれば、保延二年(一一三六)に冷泉東洞院の方四町の敷地が寄進されて成ったとされ、神輿を少将井の井桁の上に安置して疫病の流行を防いだとも伝わる。地名のもととなった少将井は、『枕草子』に平安京の名井として挙げられ、後拾遺和歌集の歌人・少将井尼の居宅にあったとも伝わる。天正十九年(一五九一)に豊臣秀吉が大政所御旅所と統合し、四条御旅所へ移した。跡に建った天王社も明治十年(一八七七)に京都御苑の宗像神社へ遷り、いまは井の面影を地上にとどめない。

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この覚え書きは机上の調査によるものです。伝承には諸説があります。